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リウマチ患者がうつ病を併発しやすい理由

2019年12月13日

リウマチとは免疫機能が異常を起すことによって、関節が腫れたり痛みが出る症状のことをいいます。
症状が進行すると骨や関節が徐々に破壊されてしまうので、変形したり固まるなどして関節が動かせなくなってしまうこともあります。
それにより、日常生活に支障が出ることも少なくありません。

リウマチを患うと、高確率でうつ病を併発してしまうということが分かっています。
リウマチにかかると、かかっていない人の3倍から4倍もうつ病になるリスクが高いとされています。
では、どうしてリウマチになるとうつ病を発症しやすいのでしょうか。

まず、考えられる原因には慢性的に続く痛みがあります。
最初は体がだるかったり、微熱が出るといった症状が出ます。
それから関節がこわばるようになり、腫れが生じて痛みが出るようになります。
そして手首や足首、股関節など全身に症状が広がっていくのが一般的です。
リウマチを発症する仕組みははっきり解明されているわけではありませんが、免疫機能が異常を起こすと骨や軟骨を敵と認識して攻撃するからと考えられています。
痛みはずっと続くので、どうしても精神的に不安定になりがちです。

リウマチに限らず、慢性的な痛みを抱えている患者は高確率でうつ病を併発しやすいとも言われています。
また、仕事や家事など日常生活に支障が出るため、焦りや不安感が募ってしまうことも原因となります。
リウマチは男性よりも女性の方が発症しやすい病気です。
出産をきっかけに発症することもあります。
職場や家庭で病気のことをなかなか理解してもらえずに、精神的に追い詰められてしまう人もいます。

それからリウマチというと高齢者に多いというイメージがありますが、発症する人の年代で多いのは30代から50代にかけてです。
30代だとまだまだ働き盛りですし、家事や子育てに忙しい時期に発症することで大きなショックを受けてしまうこともあります。
発症した年齢が若いほど将来に対して悲観的になってしまいます。

うつ病を併発した患者への対応について

リウマチを患っていてうつ病を発症してしまった場合には、周囲はその人の気持ちに寄り添うことがとても大切です。
辛い気持ちや不安な気持ちを受け止めるようにしましょう。
ただし、落ち込んでいる人を励まそうと頑張れと声をかけるのは、あまりおすすめできません。
こんなに頑張っているのにという気持ちになって、ますます精神的に追い詰められてしまうことも多いからです。

また、必ず病気は治るといったことも控えた方がいい言葉になります。
リウマチは完治する病気ではありません。
治療も完治ではなく、症状を抑えて進行しないようにすることを目的として行います。
発症した後は、長く付き合っていかないといけない病気でもあります。

ですから大袈裟に励ましたりするのではなくて、あなたの辛い気持ちはちゃんと分かっているということを伝えることが重要です。
話を聞いてもらえたり、辛さを分かってもらえたというだけで心が軽くなることもあります。

それから診療内科や精神科などメンタルクリニックを受診するのもおすすめです。
専門家の治療を受けることで、不安感が和らいだり前向きな気持ちになるなど症状が改善されることも多くあります。
うつ病は短期間で症状が改善されることは少なく、治療が長期間に及ぶこともあるようです。
症状が軽くなったり重くなったりするのを繰り返すことも多いので、一喜一憂せずに見守る姿勢を見せる必要があります。

また、リウマチの治療は日々進化しています。
続々と新しい治療薬が登場していますし、今後新しい治療法が生まれることも期待されます。
患者の生活の質は、昔に比べると格段に向上しています。
適切な治療を受けることで症状を抑えて、普通の生活を送れているという人もいます。

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